一生懸命

11日の大震災、私は職場でお仕事中でした。

とてつもなく大きなゆりかごにぶんぶん揺らされているような感じ。
横にゆ〜らゆら。

すぐに、携帯テレビを入れ、ニュースをみんなで見る。
今まで見たことのない現実を目の当たりにしました。恐かった。

ただの映像でさえも震えてしまうのだから、現実にそこに居る人たちはどれだけの恐怖を味わったのでしょう・・・。

気持ちがなかなか言葉になりません。

思いはつのるものの、冷静に考えた行動をしなきゃいけない。

もどかしい。


12日の翌日、私は佐渡山豊さんのツアーのオープニングアクトをひかえていました。
心はもう体の中にない感じ、どこかへ浮いてしまっているような、感じ。
何が良くて、何が悪いのか、全然わからない。


でも、テレビを見ていて、ただひとつ100%自分自身で気づいたことは、
今、目の前にあるものに向かって、一生懸命生きるんだ!
ということ。

どんな状況のどんな人でも、私でもあなたでも、みんな一緒なのではないのかなって思って、

私が今するべきことは、今を一生懸命生きることなんだと思いました。



なので私は歌うことにしました。一生懸命。

これで良かった。




佐渡山豊さん、とってもやさしくていい方だった。

「ガンバレ」って応援してくれた。

私の「許し合えば」を、「とってもいい歌だね。自分で作ったの?」と褒めてくださった。

歌の言葉を聞いてくれてる。

本当に嬉しかった。



たくさんの人の笑顔が見れた。

これで良かったです、ほんとうに。


明日を、力いっぱい、一生懸命生きるぞ。

この一生懸命な気持ちを、伝えたい。