違うということは こんなに愛おしい
きょねんの夏そして秋、
きゅうきょオーストラリア行きをやめ、日本に残ることに進む方向を変えたわたしには、たくさん考え事をする時間がありました。
人間を観察することに、もっとはまり。
大切なひとのことを考えてみました。
たくさんたくさん、曲も書いてみました。
たくさん、泣いてもみました。後悔してみたり。
その想いを託した歌。
歌詞を変え、歌いまわしを変え、人のこころに触れたくて、伝えたくて、何度も何度も歌いました。
冬になって、ライブでも歌い始めました。
だけど、しっくりきません。
お客さんになかなか100%で伝わりません。
なんだか、とてももどかしかった。
「たくさんの人たちと共有したい想いをこめたのに…」
そう思っては、ピアノで歌い、
うーん、
ギターアレンジにしてみたり、やっぱりギター1本ではまだ良さが出せない…
バンドサウンドにしてみたり、コードを変えてみたり、そしてまた歌いました。
歌い手でありながらも、ひとりの聞き手である自分自身がもやもやしているうちに歌ったって、お客さんのこころにまっすぐ触れられるはずがないのに…
ひとからいただくきびしい言葉。
違う人間同士が、ひとつのものに向き合う。
歌ではきれいごとばかり言って、実は結局相手の良いところを見ようとなんて、理解しようとなんて、私していなかっただろう。
自分の理想通りにいかないので、心で背を向けていた。
問題は自分にあった。
「違うということは こんなに愛おしい」
いま思えば、奇跡のようだ。
次のライブは、22日万代シルバーホテル4Fラウンジにてです☆
http://calendar.yus-music.com/scheduler.cgi?mode=view&no=1097
http://www.silverhotel.co.jp/
サポートに、半分以上はやさしさでできている素敵ギタリスト皆川陽介さん。念願の初共演、様々な色を持つ、歌うピアニスト栗原悠祐さん。
おふたりの音色を、ぜひ聞きにきてくださいね。
おなかすいたなあ。おやすみ、ぐっない、またあした!